1.いつ(相続の開始)
2.誰に(相続人と相続分)
3.何を(遺産)
4.どう分けるか?(遺産相続の方法)
相続(遺産相続)とは、人の死亡によって何の手続も意思表示もなく当然に生じるもので、亡くなった人(被相続人)の財産上の法律関係が権利も義務もすべて相続人が包括的に承継することをいいます。
つまり、相続の対象となる地位・財産には金銭や有価証券、不動産、自動車といったプラスの財産だけでなく、借金、連帯保証人の地位、マイナスの財産などの負債も含まれます。
お亡くなりになった方の財産状況が、すべてが明らかにされている場合は、むしろ少ないといえます。相続は複雑な手続きが多く、その対応を誤りますと、場合によっては大きく損をしてしまうこともありますので、全体から見渡す知識が必要となります。その手続を相続人任せにするのではなく、自分のことを一番良くご存知であるご自身で、お元気なうちから準備することも非常に大切なことです。